
ちょっと今回はBusiness Media誠で連載しているサカタカツミ様の記事から思った事を書こうと思います! 学生経営者のお話であったり、新卒で4割の人が非正規雇用であるとか、色々世相を反映したお話だとは思いますが、ん? と思った事がありまして…。
【参考記事】
経営者兼新入社員が入社してくる時代だけど、あなたの会社は対応できる?
1つの職業では生活できない時代の到来
何を思ったのかというと、今のこの時代と比較して、被雇用者がここまで「制度」によって守られていた時代って今まであったんでしょうか? ということです。
日本で初めて会社を設立したのは坂本龍馬だと言われていますよね。それまでは会社という概念も日本では広くはありませんでした。
また今の日本の雇用制度が出来たのって本当に僕のおじいちゃんくらいから。しかも、戦争などの理由やエネルギー政策とかなどでの短期雇用のトレンドとか、炭鉱夫みたいな今ではない職業などもありつつです。
もっと前になると国民総自営業者のような様相で、所謂丁稚奉公とか、慣習的な長期雇用はあったかと思いますが、それも、お互いの合意の上での約束という体裁がメインだったんじゃないでしょうか? まあ適当に書いてますが。
今の流れになったのって所得倍増計画が打ち出されて以降だと思うので、1960年以降、しかも90年初頭からは実質空白の10年といわれてたので、約30年かけて作られたトレンドだともいえます。
そんな感じであったと思いますから、少なくとも、大手企業に入れば一生勤め上げられて、老後も安泰というのはやはり、大きな流れでいうとトレンドの一つであり、そのトレンドはバブル崩壊でもって一旦終焉し、現在は一番最初に参考にさせて頂いた記事のような様相を呈していると思われます。二極化のお話とかも、もしかしたら元のカタチに戻に戻るだけとも言えるのかも知れません。
そうやって考えると、今の世相の流れは必然なのかもしれません。まあ何が言いたいのかというと、そう悲観することもないんじゃないの? と、ただそれだけなんですが。
だって本来は凄い事だと思いますもん、終身雇用って。雇用者からしたら、その方の人生の面倒を最後までみるという覚悟の宣言ですからね。重いですよ。
そこをすっとばして、制度を盾に安穏とする人が多くなったら、そりゃあ雇用する側だっていやだと思います。だって世間ではこういう話ばっかじゃないですか?
……
(*´д`*)「ちょっと聞いた奥さん、向かいの所の息子さん○○(大手企業)に入ったんですって」
(´∀`◎)「あらあ、すごいわね〜。これて将来安心ね、ウチなんて○○(零細企業)だから将来が不安で〜」
このおんぶにだっこな感覚を持つ人が少数ならまだしも、ほぼ大多数であったなら、そりゃあ国も大企業も当然非正規雇用を増やしたくなるし、国外から労働者を雇いたくなる心情も分かります。
こういうのも含めて、どの時代も最終的にはその人がどうしたいか、だけなのかも知れません。特に! 僕より年齢や感覚が若いあなたに期待しております。
是非生きていく上で、身の回りにある時代に合わない制度は、それに取って代わる代案によってぶっ壊していって欲しいと思ってます。それがあなたの将来の幸せを守るのと同時に、ひいてはあなたの大切な人も守る事に繋がると思っています!
年を取るだけでは偉くなれない立場である僕からのお願いです。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。