
前回に引き続き、今日からどの立場でも永久的に簡単に使える、ストレスフリーで、且つ仕事でカドが立たない、人様に動いて「頂ける」テクニックを書いてこうと思います。
※その1を読んでいない方は、前回の記事をまずお読みください。
まず、この記事をシェアさせてください。
仕事はデキるのに反感を買いがちな貴女へ。嫉妬をコントロールする力を身につけて
https://beauty.yahoo.co.jp/enta/articles/691798
もちろん僕自身は嫉妬されるほど、仕事がデキたり持ってる訳ではないのですが、どちらにしろ、何かをしようとするといい意味でも悪い意味でも人の目には入ります。
なので、ひ弱を自覚している僕たちは、意見を言う時には悪目立ちして打たれないように気をつけないといけません。こちらの記事は女性向けに書かれていますが、記事中にある上手な「とぼけ方」は、男女問わず本当に大事です。
ダウンタウンの松本さんとかは、すごく上手なすっとぼけ方しますよね? ワイドナショーとかで笑いをとりながら、さらにギリギリの意見表明を行い、なおかつカドが立たないのを見ていると、すごいなぁ〜。と関心してしまいます。
こういうのを見ると、お笑いと、今から書く内容とは非常に親和性は高いなあと考えてしまいます。どうも世間ではコメディアンというのは立場が低いというイメージを持たれがちですが、ふたを開けると真似できないとても高度なことをやってるんでしょうね。本当にすごいコメディアンは昔でいう宮廷道化師の性質に似ているのかもしれません。
松本さんは強い方だと思いますが、別にそこまでの規模を相手する訳ではありません。松本さんは日本を相手にしていますが、せいぜい僕たちの相手は数人、いっても数百人です。しかも、別に相手を論破する必要もなく、一緒によくしようという提案するだけなんですから!
ちなみに僕は、お笑い大好きです 笑。会話中可能であれば、いつもひと笑い頂きたいと常々考えています。ただ、それは別に上記のことを思っているからではなく、本当に単純に昔からお笑いが大好きだからです。他の何よりもそれだけは絶対信じてほしい。。
前置きが長くなりました。
それでは題して「【悪用厳禁】誰でも簡単・永久的に使える、人様に動いて「頂ける」テクニック」スタート!
◾️ その1:会話は全て疑問形にする。
とどのつまり、上司にも部下に対しても、動いて「頂く」には、相手の同意と約束を引き出さなくてはなりません。
そこで良いのが、自身の会話の終わりを全て疑問形にする事です。
自分から発する意見も、例えキツ目であっても、最後だけ疑問形にする事で柔らかくなります。
例えば、何かのタイミングで立場上、反対側の立場になった場合ですが、
「この案件のこの方針、僕の今までの経験からここがこのように間違ってるような気がするんですが、どう思います??」
これで意見も表明でき、前向きな議論に進めることが可能です。
ただ、こういう場合、相手によっては非常にセンシティブなので、前提条件があって、
- 意見は、あくまで自分個人の意見に留めること
- 人間性の否定ではない事を明確に告げること
- あくまで全体の成果に対して意見してること
上の3つは、必ず丁寧に前フリする必要があります。それだけ注意して下さい。またインフォーマルな場所で話すのは愚痴か陰口に見えてしまいますので、話さないほうが賢明です。
・・そもそも、フォーマルな場で意見を言えるようになれば、わざわざ陰口を言う理由や動機が無くなりますが。。
あと、上司や会社など、目上の人に対してはマナーとして代案を用意するなどして、相手の考えて答える心理的、時間的な負担を減らして下さい。または、相手にネガテイブな選択を迫る必要がある場合も同様です。
できれば、Yes or No で答えられる所まで落とし込めると良いです。
例えば仕事が期日通りに終わらない場合、ただ終わりません、と、言ってもカドが立ちます。その場合、
「今のまま進捗すると間に合いません。
ただ、今のままでは無理でも、例えばBという方法なら、間に合うし先方にも納得してもらえるのではないかと思っています。
また、もしそのまま行うのであれば、○日でまでであれば可能です。どうしましょうか?」
ここまで相手の回答を絞り込められれば丁寧でカドが立たないと思います。
・・・
ところで、この質問のみで会話する方法。これは、自分にはトーク力がない。会話が続かないと悩んでいる人にも物凄く有効です。
例えば、くりぃむしちゅーの上田さんは、全年齢に好かれるMCが出来るタレントとして有名です。
しかし、その会話の内容を詳しく聞いてみると、自分の事は全く喋っておらず、その代わり相手へ質問で会話を引き出してるだけだと言うのが分かります。
また、上田さんは、だれも傷つけず、会話相手を面白い人にさせる(おいしくさせる)方法に長けています。
話術を勉強したいなら、お金掛けなくても上田さんMCの番組を見るだけでも、カナリ勉強出来ます。
◾️ その2:一人で仕事しない、隠し事をしない。必ずやってる事を知っている人間を作る。
どんな細かい案件でも、必ず同じ事を知ってる人を1人は作っておくようにします。もし1人でやれる立場であっても内容の共有やチェックは誰かに見て貰うようにします。
理由としては沢山あって、
- 自分、やってますアピール
- 仕事のフィードバックの受け取り
- 何かあった時のリスクヘッジ(アリバイ作り、不慮のアクシデントの対応)
- ミス防止
- ストレスからの解放
- 意図しない隠し事にさせない ※理由は後述
もしあなたが新人で、ガミガミ言われたくないから言わないとか、言わせないオーラを感じて言わないのなら、その考えは「相当キケン」です。分からない最初のうちは、失礼を承知の上で、細かいことでもしつこく確認、共有したほうが後の大事故を防げます。
新人でなくても、自由にやりたいから、と自己完結するのも同様にキケンです。フィードバックのない仕事は、得てして独りよがりになってしまう事が多くなり、組織や世間のニーズが捉えられなくなります。また、それが何かのトラブルで、個人の手に負えなくなった時に誰も助けられなくなってしまいます。
また、自身にとってチャレンジとなる仕事であれば、やりたい旨と自信は伝えた上で、現在想定出来るリスクについては、言いにくくても全て最初に共有するようにして下さい。
次に隠し事です。
隠し事については、それそのものが気がかりや不安になります。また、それが下らないことだったとしても、隠されてるのは相手に伝わりますので不信感を与えますし、不誠実な印象も与えかねません。
小さな嘘でもそうです。
例えば、その言い方とかもありますが、言われたことが、無茶振りであったりとか、めんどくさいなら「うーん、やです」とお茶目に断ったり。自分にとって可愛い後輩をそばに置いておきたいのなら、「あいつ可愛いから側に置いておきたいんですよね」と、ハッキリ公言したほうが、本人が可愛げがありますし、それ以上詮索もされません。
それを別の理由に変えて「そのほうが会社の為」とか、高尚な言葉で覆い隠すと、余計な詮索が入るのです。
それと、会話を曖昧なままで通してしまうと、場合によっては相手に同意とみなされてしまうケースもあります。頼まれごとの場合は結論は明確にしましょう。
また、「助けて欲しい」みたいな評価を落としたり弱みになると思って言えない事なども公言するべきです(それで助けが来ない事が分かっててもです)。
隠す(結論を曖昧にする)と言うことは、嘘をつくと言う事と同義です。嘘をつく人間を、やはり世間は信用しませんので、最終的にやりたい事が出来なくなってしまいます。
また、それが自身の弱みになりますので、悪意ある人にそれを付け込まれる可能性もあります。
また、人の隠し事を聞かない、共有しない事も大事かも知れません。
とにかく、全てにおいて嘘偽りのない誠実な受け答えを心がけていれば、最近のニュースにあるような巨大な不正会計などの事件も、切り売りという部分切除の大手術をする前に、クスリによる安価な治療が出来たかも知れません。
いざという時に、自分の言葉で、ハッキリと意見を言える環境を日頃から準備して作っておけば、自分の順番になった時にチカラをちゃんと出せるようになります。
人は、例え能力が劣っていても、素直に誠実にがむしゃらにやっている人を応援します。あなたを助けたい、と応援される人になって下さい。
そのほうが結果的にストレスフリーです(^^)!
◾️ その3:悪い報告ほど早く言う、間違いは早く訂正・謝罪する。
上の内容と流れは同じなのですが、特に重要なので分けました。基本的には、それらは変なプライドや保身などで放置してしまうと、さらに悪化します。
また、それを個人で抱え込むと、強烈なストレスとしてずっと残りますし、答えのない不安に苛まされるようになります。組織として抱え込むと、今は良くても最終的には「必ず」評価を落とします。
ただ、別に騙すつもりは無くても間違った事を言う事もあると思います。それが専門家としての意見として発してたのならかなりバツが悪いものになりますが、やはり間違えた! と、思った時には早急に訂正、謝罪をしましょう。
人はそれを聞いて、ウソつきやがって、とは思いません。逆に誠実さを受け取るのみです。
人によってはしんどいと思いますが、今以降は、後回ししないと決めると、1年後には凄くスッキリしていると思います。
◾️ その4:全てにおいて「出来る」と言う。
仕事は、基本的には出来ないと断ると、次からは話は来ません。また、話の冒頭否定から入ると感情優先の議論になってしまい、建設的なお話にはなりません。
また、話をする側も、出来るだろうと思って話を持ちかける訳です。ですので、話をして「頂けた」人の為にも前向きな返事を心掛けるべき、、なんですが。。
これは、無茶振りを黙って「はい、はい」こなすことではありません。ただ「全ては出来る」と言う事を知っておく必要はあります。その上で、代案や自分の意見を用意すれば良いのです。
つまり、
「出来ます! もし、○ヶ月の準備期間があれば」
「できます! もし、○○さんをパートナーとして動ければ」
「出来ます! ○○の権限があれば」
「出来ます! ○○と○○のリソースがあれば」
「出来ます! ○月になれば」
「出来ます! ○○万円のバジェットがあれば」
「出来ます! ただ、今やる事じゃないなぁ」
「出来ます! ただ、あまり好きなことじゃ無いです」
「出来ます! ただ、明日まで考えさせてください」
という事なんですよね。最悪、全部自分一人で考えなくていい訳です。
・・ちなみにですが、会話の冒頭で「いや、」が口癖の人って多いと思うんですが、意図してなくても否定の意味になってしまいます。
その場合、「はい、(肯定の意)」か「なるほど、(事象の肯定の意)」に必ず変えて下さい。
◾️ その5:タスクは最重要、かつ、期限が遠いもの程、一番最初に手をつける。
このブログのどっかで書いたかも知れませんが、ここにも書いておきます。
でも、そうは言っても目の前の事に忙殺されて身動きが取れない人は多いと思います。それに、それが一番重要度が高いと思えない方も多いかも知れません。
しかし、タスクの本質を言うと、直近の最重要は、クレーム処理やトラブル処理が多く、期限が遠い最重要は、リスクヘッジや計画・段取りに関わる事が多いのです。
つまり、期限が遠い最重要なものを片付けて交通整理していく事によって、直近の最重要(トラブルなど)を少なくし、目線を目の前の今日から1ヶ月先、1年先、またはもっと先に向ける事ができるのです。
まだ先だからいいやと高を括ると、大概直近まで忘れます 笑。それを何回か続けると、目先の対応に忙殺される生活になってしまいます。
僕を含めて、仕事している人の殆どは、このメカニズムを仮に知っていたとしても、怠惰だったりして中々できません。
なので、これはもう、タスクの重要度をそのようして、意図的にやるしか解決法はありません。
特に段取りの話とか、であれば、早めにやっちゃって早くに手離れさせちゃいましょう。
トラブルが少なくなれば、頼んで「頂ける」側もお互いにストレスフリーですし、今後、比較的自由裁量で重要度の高いものを頼みやすくなります。
◾️ その6:ちゃんと寝る。
僕個人は心身共に耐えられる範囲ならば無理はしていいと思ってます。僕自身もあるタイミングでは無理(というか無謀)してましたし。
それが、最終的に所属している会社の為、ひいては自分の為になるのなら全然OKだと思います。
ただ、
ずっと無理をしてないと維持できないとか、イライラや不満が募るとか、所謂サービス残業や休日出勤が常態化しているのであれば、そもそもマネジメントのミスか選択した業態のミスか、自力では解決不可能な事象が、そこにあるかも知れません。
また、僕を含めて中々自身を客観的に判断する事は難しいのですが、自分自身、あなた自身に問題があるケースもあります。勝手に独りよがりな気持ちから、相手に対してイライラしたり不安になってる場合です。
上の内容を全て引っ括めてひとつのバロメーターとして、忙しくしてても、ちゃんとぐっすり寝れてるかは考えてみて下さい。
そして、逃げる事も勇気であると、書いておきます。
如何でしたでしょうか?
もし、嬉しいことに、この記事を読んで腹落ちしたのであれば、各見出しだけ覚えてればカンタンに実行出来るものばっかりです。
また、こんな事で、そんなに人生変わるのか? と、思いましたでしょうか?
それが、変わるんです。1年後のあなた、数年後のあなたを楽しみにしていて下さい。
最後に、僕の好きな曲を置いておきます。だれにも自身のグランド・ゼロはあると思います。それを是非大事にして下さいね(^^)!