
THA BLUE HERB良いよ、という記事を昔書きましたが、最近出たtha BOSSのニューアルバム、買いました。難しい言葉抜きに、やっぱカッコ良いす。BOSS。ホントに。
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IN THE NAME OF HIPHOP (1CD通常盤) 中古価格 |
男って、何歳になってもやんちゃな部分はあるものだと思いますが、tha BOSSのそれにはハードボイルドを感じざる得ません。ファンなら例外なく1stアルバムの鮮烈なイメージを持ってると思いますが、今回のアルバムも勿論それとは違いますが凄く良い感じです。
主体的に何かをやろうとする時、そしてやり続ける時、僕らには必ず何故やるのか? という根源的な命題がついて回ります。だって嬉しい事も勿論ありますが、苦しい事もその分沢山ある訳です。まあ、人間、それを深く味わう為に生まれてきているのですが。
諦めるのは簡単なんですよね、僕も色々やってきた中で諦めてきたものは数多くあります。でもその中でも諦めなかったそれは、やはり崇高な信念になっていくんだなと感じます。
ハードボイルドって、所謂オトコの美学ですが、これって要するにやせ我慢なんですよね。ヤベェな、もうこれまでか、と思った時の人間の胆力が試される部分、もう出せるものが無くなって、此処からは命やスピリットしか賭けるものがない賭け事を淡々とやる事。
俺はまだまだそれをやれてるぞ。おめえはどうよ?
というのを、毎回聴くたびに問いかけられてる気がします。僕より7〜8年年上ですが、こういうカブキ方されている方がいらっしゃると、僕もまだまだこれからだなと、思えてちょっと嬉しくなる訳です。
そして、アルバムからPVも作られてますが、その選曲にbossの優しさが垣間見えるのです。
僕は、前にも書いた通り、もう音楽はジャケットで買いません。またヒップホップもTHA BLUE HERB以外聞きません。でも今回ジャケットで買い、また最近ヘビーローテションしてます。それだけ好きだという事で今回記事にしました。完成されてる作品に脚色つけるのもどうかな、とも思ったんですが。。